2006年1月アーカイブ

iLife '06 に含まれている iPhoto 6 ですが、良くなっていますね。

気になったのは、カラープロファイルと RAW 画像の扱いと、新規機能の複数の写真を比較できる機能です。

カラープロファイルの扱いは強化されました。 写真を読み込む時にプロファイルの埋め込みが行われるようになっています。 ここで埋め込まれるのは「カメラ RGB プロファイル」です。 埋め込みたくない場合は環境設定で設定を変更できます。 また、埋め込まれていない写真もこのプロファイルを使用して画面に表示されているようになったようです。 sRGB ではないのがどうしてなのか謎ですが…。 ようやくこうなったかという感じです。

RAW の扱いも改善されました。 編集されたものを 16bit TIFF として保存できるようになりました。 外部エディタで編集する時に RAW 画像を開くこともできるようになりました。 しかし、環境設定で写真の編集を外部エディタで編集するようにしておかないと RAW 画像を使用する設定が無効になってしまいます。 Photoshop で開きたい時だけメニューから外部エディタで編集を使用するという使い方だと RAW 画像を Photoshop で開けません。 これはおかしいと思います。

フルスクリーン表示の時に複数の写真を並べて表示できるようになったのも便利でよいと思うところです。 同じ場所で何枚も撮影するので、それらの比較をするのに便利です。 さらに拡大させた時に、全ての写真の表示位置を一緒に移動する事もできたら良かったと思いますが、それはできません。 ピクセル等倍でも確認したくなるのですが、その時はキーボードショートカットの 1 で等倍表示にできます。 他のキーボードショートカットもそうなのですが、隠し機能的で良くないと思います。 メニューにも入れておけばいいと思うのです。 なぜそうしないのでしょうね。 コマンドを覚えなければ使えない世界に逆戻りするような考え方の気がしてしまいます。

変な動作があることにも気づきました。 写真をオリジナルに戻す機能を何度やってもオリジナルに戻すメニューが有効なままになるのです。 全ての写真がそうというわけではありません。 どういう条件でそのようになるのかは不明ですが、不具合ではなかと思います。

Intel Mac は Extensible Firmware Interface を採用しているため、Windows や Solaris、Linux などは起動できないようですね。 これは残念な気がします。

きっと誰かがブートローダを作ってくれるような気がしますが…

USB メモリから起動して、フリー BIOS をロードして OS を起動させるとか。 USB メモリを使わなくてもハードディスクだけでできるか…。

Intel のプロセッサを搭載した Mac が発表されました。 しかもすぐに発売開始ですか。 それは無いだろうと思っていたのですがね。

Mail 日本語自動改行パッチ は対応できていません。

Universal バイナリ形式でインストールされているのであれば、パッチのインストールはできるかもしれませんが、それは PowerPC 用のコードにパッチが当たっただけで Intel 用は変化しません。

パッチのインストールができるようであれば、PowerPC 用のコードを Rosetta を使用して実行すれば使えるとは思います。 しかし、そのような使い方はしたくありませんよね。(苦笑)

リリース版が入手できれば確認したいのですが、いつできるのやら… まだまったくわかりません。