2005年4月アーカイブ

Mac OS X 10.4 で気づいたこと

Finer

悪化したような気が… スクロール位置を忘れることがよくあるようです。 でも全く覚えてくれないという訳でもなく、何か条件があるのでしょう。 Command キーを押しながらファイルのアイコンを移動したときにグリッド位置に移動してくれず、コピーされるようになってしまいました。 これは結構利用していた機能なので不便です。 この辺のキー割当は変になってしまったなと前から思っていたところだったのですが…。

ことえり

caps lock による入力モードの切り替えが思うように動作してくれるようになったようです。 10.3.n では設定する手順によって症状が変わるようでした。 いろいろ試すとせっかくうまく動いてくれているのが動かなくなるといけないので、とりあえずこのままそっと使っておこうと思います。(笑)

文字パレット

これはよくなったと思います。 コードも常に表示できるようになりましたし、検索もできるようになりました。

Mail.app

日本語の扱いが相変わらず改善されません。 症状は変わりましたが…
スマートメールボックスは便利だと思います。 しかし、なぜかメールボックス欄を表示する設定を覚えてくれません。 オリジナルがどこのメールボックスにあるものなのか確認したいのですけれど。
HTML メールの編集もできるなど編集機能が大きく変わりましたが、その関係で怪しい動作が時々見られます。 編集中に変になったり、下書き保存したときに変になったり… ちょっと完成度が低い感じがします。

Safari

日本語の太文字表示が改善されました。 フォントの指定によって太文字にならない場合があったのですが、どのフォントが指定されていても太いフォントで表示されるようになりました。 ここはバージョン 1.3 と 2.0 の違いでもあります。
斜体にはならないようですが、日本語の場合は斜体にはならなくてもいいような気がします。

プレビュー

PDF の検索が改善されました。 前のバージョンで検索結果に出てこなかったところも出てくるようになっていました。 これでまたさらに Adobe Reader は使わなくなるでしょう。
イメージの補正機能も付きました。 RAW カメラ画像も開けるようになったので、RAW 画像を開いて補正をしてから別名で JPEG 保存をやってみたところ、補正前の状態が保存されていました。
RAW カメラ画像が開けるのはプレビューだけではありません。 OS の機能として対応しているので、例えば TextEdit の書類に Drag&Drop することもできます。

Dashbord

便利そうな気がします。 でもまだ Dashbord だからこそ便利だと思うものはないかな…。  Weather はけっこう使いたくなっています。 日本の天気予報とは違っている気がしますが、そこはどちらが当たるか比べて見ていると面白いかもしれません。(笑) 設定がちょっとわかりにくい気がしました。 日本の都市名も使えますが、入力した後に return キーを押す必要があります。


まだまだ多くの機能を試せていませんが、今のところはこのような感じですかね。

Mail 日本語自動改行パッチ の新しいバージョン 2.1.0 を出しました。
Mac OS X 10.4 に対応しました。 Mac OS X 10.4 に付属する Mail アプリケーションはバージョンが 2.0 になり、大きな変化がありました。 自動改行処理の部分も全く違うものに変更されました。 変更するのであれば、問題を解決してほしいところなのですが、残念ながら解決されていません。

症状が変わりました。 今までは行が長くなりましたが、今度は短くなります。 今までは自分で短く改行する事でも対応できましたが、今度の症状ではそうもいかなくなっています。

パッチの内容も変わり、送信時の文字コードが 日本語(ISO 2022-JP)の場合にのみ処理が変更されるようにしました。 以前に Unicode ブロックの Latin-1 Supplement に含まれる文字も影響を受けるようになってしまうと書きましたが、この問題は回避しました。 もっと簡単なパッチで済まそうかと思ったのですが、それでは問題が多すぎる事がわかったため、やりかたを変更しました。

日本語が1文字短い位置で改行されてしまう問題が残っているのですが、今のところどこでこの関係の処理が行われているのかわかっていません。


Mac OS X 10.4 の Mail アプリケーション関係で、ちょっと気になることを見つけました。
ことえりのヘルプにメールボックスファイルから未知のカタカナ語や複合語、人名などを自動的に学習すると書いてあります。 たぶん、検索用に解析したものを流用するのかと思うのですが。 このとき、迷惑メールの内容まで利用されたら…たくさん来る迷惑メールによく使用されている変な語が学習されてしまうのでしょうか?? (^^;)

Safari Version 1.3 が出ました。 Mac OS X 1.3.9 に含まれています。

多くの変更が入ったようです。 その中で、スタイルシートの扱いが変わってしまったのが気になりました。 Safari の環境設定で、デフォルトで使用するスタイルシートが指定できますが、ここで指定したものについての扱いです。

今まではこの中で

a:link { color: #2037a0 }

のような指定をしていました。

Safari 1.3 からはこの指定が、表示する html 内の body タグの link 属性による指定よりも優先されるように変わったのです。
指定の方法が異なるので、本来どちらが優先されるべきなのかはよく解りません。 気持ち的には body タグ内の link の方が優先された方がいいように思えるのですが…?

その様な変更があったので、スタイルシートは以下のような指定に変えました。

body:not([link]) a:link { color: #2037a0 }
body:not([vlink]) a:visited { color: #100760 }
body:not([link]) a:active { color: #007fff }

tt, code, kbd, samp, pre, xmp, plaintext {
font-family: Osaka-Mono;
font-size: 14px;
}

環境設定では指定できない、等幅フォントに Osaka 等幅フォントを使用する指定も書いています。

Mail 日本語自動改行パッチ の新しいバージョン 2.0.1 を出しました。
Mac OS X 10.3.9 に対応するための変更が必要になったためです。 パッチ場所を確認する条件をほんの少し変えただけですので、動作などは基本的に変わりません。
ここにきて対応できなくなるような変更が入るとは… (^^;)

Mac OS X 10.4 には対応していません。

やっと正式に発表されましたね。 「Mail 日本語自動改行パッチ」の対応については、最終的な確認がとれ次第すぐに出せると思っています。 今のところ、まだ必要になる見込みです。(涙)

パッチの内容は全く異なるものになります。 動作も同じにはなりません。 改行位置が変わります。 残念ながら、制限事項も増えてしまいます。 

Unicode ブロックの Latin-1 Supplement に含まれる文字もパッチの影響を受けるようになってしまいます。 そのため、英語のメールを送る場合にも影響が出ます。

これは現状での見込みです。 最終的には変わるかもしれません。 たぶん変わらないでしょうけれど。

話は変わりますが、OS の機能でデジカメの RAW 画像ファイルが扱えるようになっていますね。 たぶん iPhoto に取り込んだ時のデフォルト状態と同じ現像処理が行われるのでしょうね。